各プロジェクト紹介

事業報告

平成26年度活動状況報告(2014年)

事業報告

本年度においては、助成金において、以下に示すマダガスカル事業2件が実施された。

ラオスのサバナケート県サイフウトンにおける井戸建設は、協力団体が現れたが、資金不足により実施できなかった。

また、8月に本会の事業地タイ・メーホンソン県パンマパ―における自立状況に関する現地調査が行われた。

この地は、コーヒーによる自立に向けた事業で日本から新田理事長が入り、後12月にタイ代表のワチラ氏が現地のセンター長ソムヨッツ氏とスティップ氏と事業支援に関して検討した結果、現地の自立は今しばらく時間が必要ということで、資金的・人的支援は行わないこととした。

またベトナムに関しては新田理事長とベトナム代表のクワン氏とが、ホーチミン市で面談し、次年度に医療・福祉の4各国合同セミナーの実施に向けた活動をすることで一致した。

なお、総会・理事会開催時期並びに内容については、事業報告に続いて記載する。

1.生活環境改善事業<②生活基盤子向上を促進する事業>

事業名
井戸掘りと公共トイレ建造による健康に強い村作り
事業期間
2014年6月1日~2015年3月31日
実施地域
The village of Ambohidava in the commune of Ambatosoratra, region of Alaotra Mangoro, Madagascar
 <マダガスカル共和国 アラトラ・マンゴロ省アンバトソラトラ郡アンボヒダヴァ村>
援助対象者及び対象者数
人口4,000人(12歳以下の子供は1072人)
少数民族(シハナカ、メリナ)
助成財団
公益財団法人 日本国際協力財団
助成金
1,500,000円
総費用
2,177,223円
内容
井戸を2基造成しイレの建設を行う。
衛生状況の改善を図りつつ、村つくりの基礎を形成する事業
(2年目)
写真報告:<衛生教育>
   
アンビ氏による歯磨き指導
 
本会理事昆布氏よりからの爪切り、パンフ、絵本の寄贈(孝子文庫に)
 
左より2名は教師とハジャ氏、アンビ氏、ラライナ氏
 
村の衛生管理ならびに今後の課題について話し合う。
基礎的体力が不足している現状において、村人は、一律に、農作物などの生産に力を入れ、食生活を充実させなければならないおと語った。

<2013年度建造の井戸3基>
1) 2013年度 J-1
2) 2013年度 J-2
3) 2013年度 J-3号井戸
(責任者:ラライナ) (責任者:ハジャ) (責任者:ヘリ-)

<2014年度建造の井戸2基> 
4) 2014年度J-4
5) J-5
(責任者:アンビー)(責任者:ファリ―)

<2014年度建造のトイレ棟> 
2014年度 井戸建設課程
2014年度 トイレ建設課程
<2014年8月:村の住民に事業の目的と「世界トイレの日」の紹介などを話した>

2.環境保護事業<⑥自然環境保全を図る事業>

事業名
高原地帯における土砂崩れの災害を防ぐための植樹による整備事業
事業期間
2014年8月18日~2015年2月13日
実施地域
アナラマンガ地方(Analamanga Region)のフィハオナナ村(Fihaonana Village)の数か所のコミューン(commune)
援助対象者及び対象者数:360名(60家族)と小中学校生徒100名、
合計460名。
助成財団
国土緑化推進機構
助成金
1,990,000円
総費用
2,693,150円
内容
マダガスカルのほぼ中央の標高1,600mに位置するアナラマ
ンガ地方のフィアオナナ村において、自生の種や果樹などを 植樹し、草原を整備し、土砂災害を防ぎ、森林の保全と再生を目的とした植林事業を行った。農家の人達・大人も子供も参加し、森林資源の再生しつつ土砂災害を防止するという環境修復活動を行った。樹木は、コーヒー1,000本、アカシア3,000本、オレンジ1,000本、ライチ1000本、インシア200本である。これらは学校の周辺などのこの村の共有地に植樹し、農家の人達には環境植林を実感していた。多くは果樹の植樹だが果樹園としてではなく、アグロフォレストリーとして、将来的に現地の住民たちが自立発展して行けるように、共有の収益として生かされることにした。
写真報告:
   
フィアオナナの広大な草原 地崩れが発生している箇所 バンに乗って現場まで村から現場まで数キロ離れて 右:農業専門家。左:通訳者 中央右の樹木が立ち並んでい
いるところを何度も往復してるところが現場。生徒たちを運んだ。
   
家族で参加。購入されたrakeあらかじめ苗木を現場の数か所に置いておく。
(熊手)、spade(鋤)、shavel
(シャベル)が手元に。
高校生のグループ
中学生のグループ
手前は小学校のグループ。その周辺に村人が。
   
思い思いに苗木を手にして、左の状態を右のように植樹で 子どもたちは大人が穴を掘り、
植樹現場に苗木を手にそれ きるよう準備しておく。   肥料を入れた個所に苗木を入れる。
ぞれのところに向かう。  ここの中央の帯を防火帯にする。
   
子どもたちの植樹。
   
大人も子供もともになって植樹。
最後の苗木をとり急ぐ。
 
右、本会の新田が子どもたち 植樹が終わると高校生グループが踊りを
にインタビュ。参加者に披露した。

植林参加者(住民の声)
Dofa(63):自然環境がよくなった。緑が多くなった。99%の定着率。肥料はコンポストだ。みんなの力でがっばている。Tefy(20):植林は楽しかった。みんな大事だと思っていることだ。自分は将来農業につきたい。近代農業の方法を身につけたい。Danio(16):自分は村の医者になりたい。植林はみんなでするからとても楽しいし、みんなで植林するから村は変わると思う。Ginat(13):今まで木を植えたことがあるが、みんなで植えると楽しい。
以上
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